世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
在原業平・古今集・伊勢物語
(訳)世の中に桜と云うものがなかったなら、春になっても、咲くのを待ちどおしがったり、散るのを惜しんだりすることもなく、のんびりした気持ちでいられるだろうに。
「散ればこそ いとど桜はめでたけれ 憂き世になにか久しかるべき」
(訳)桜は惜しまれて散るからこそ素晴らしいのです。この世に永遠なるものは何もないのだから。
(* ˘͈ ᵕ ˘͈ *)✾
離れているから、、何れ別れることもわかっているから、、、
だから、今を優しく、、時を惜しんで大切にしようと思うのに。
願わくば 花の下にて 春死なむ その如月の 望月の頃
西行法師
(訳)願いが叶うならば、桜の下で春に死にたい。草木の萌え出る如月(陰暦二月)の満月の頃がいい。
0コメント